いつもは北海道産の「春よ恋」を使って食パンを焼いていますが、今回は九州産の「南のめぐみ」を使用して食パンを焼いてみました。
いつもと同じ材料と同じ分量、いつもと同じ焼き温度で作りました。
捏ね具合、発酵具合はいつもと変わらずで、窯伸びも変わりませんでした。
しかし焼きあがった食パンを食べてみると、意外としっかりとした、少し硬めのクラムに仕上がりました。クラストも春よ恋と比べて少ししっかりとした食感でした。
生産地が北と南ですから、多少の違いはあるだろうと思っていましたが、固さに違いがあるとは思いませんでした。硬さがちうと言う事は・・・。
ご存じだと思いますが、小麦粉の分別は、小麦粉に含まれる蛋白質の量によって分類されています。
蛋白質の含有量が多い方が強力粉で、少ない方が薄力粉。
いつも使う春よ恋の蛋白質の含有量は12%ぐらいでカテゴリー的にも強力粉と分かりますが、南のめぐみの蛋白質の含有量が10%ぐらいなのに強力粉とかいてあります。
本来であれば準強力粉か中力粉なのではと思ってしまいます。
ハード系のパンを作る時の代表的な小麦粉は準強力粉のリスドォルだと思いますが、このリスドォルの蛋白質含有量は10%ぐらいです。
だから今回焼いた食パンは、しっかりとした少し硬めの食パンに仕上がったのかな?と考察しました。
強力粉、中力粉の良い所を合わせれば、もっと違う美味しい食パンになるのではないでしょうか?
美味しさの探究は止まりません(笑)