犬2頭と一緒に暮らす

我が家のミニチュアシュナウザーとゴールデンレトリバーの他愛もない雑記ブログ

貧乏生活物語~パラサイト~

親ってなに?

疎遠になっている私を産んだ女性が最近自宅にきた。

貧乏生活物語でも書いてある様に、その私を産んだ女性とは戸籍上は親子関係だ。

つまり世間一般で言う母親である。

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その母が数年ぶりに自宅へやってきたのだ。

インターホンがピンポーン!と鳴りモニター画面を見ると母が立っていた。

私の頭はパニック状態になった。

何故、我が家のインターホンを鳴らした?

何故、家の前に立っているの?

絶対にトラブルを持ち込もうとしていると察した。

 

実は3年前にも1度電話が掛かってきた事がある。

疎遠になって6~7年経過した頃だろうか、あたかも困り果て憔悴しきった喋り方で「あぁ~・・・もしもし」と話し始めた。

数年ぶりに電話をかけてきたのだから、よっぽどの事だろうと黙って話を聞いた。

自分の家に設置してあるテレビが壊れたから、私に何とかして欲しいと懇願してきたのだ。

もう何十年も変わらず、自分が困った時に自分の辛さを長々と話て、同情を引こうとする喋り方本当に嫌毛がさす。

電話が掛かってきただけで心臓がドキドキするぐらい関りを持ちたくない人だ。

 

疎遠になった経緯は、妻、娘、私と母の4人でファミレスで食事をしていた時に、些細な事で母が怒りだした。

怒りだした原因は思い出せないが、多分些細な事だったと思う。

怒りの導火線に火がついた時点で感情をコントロールできずに、表に出してしまう人だ。

ファミレスという事もあり、私達の席に周りには沢山のお客が食事をしている。

そして母の怒鳴る声が店内に響き渡る。

周りのに居る人達が私達の方に注目する。

母は、そんなの気にする素振も無く怒りを私にぶちまける。

言いたい事を言って席を立ち、お店から出て行った。

そこのお店は親戚の子供がバイトをしている場所でもあった。

母が怒りながら店を出て行った事を親戚の子供も見ていた。

不安そうな顔をして私達のもとへきて、どうしたの?と心配している。

その一件以来、母とは疎遠になっていた。

 

戸籍上は母親なのだけれども、私はこの女性に育てられたとは思っていない。

ただ一緒に生活していただけの関係。

つまり親だと認めていない。

多くの人は批判するだろうが、出来る事なら関係を断ち切りたい。

赤の他人になりたい、そう願っている。

 

いつも誰かに助けてもらい、自分でなんとかしようとしない。

いつもお金が無く無職のままで生活が困窮していた。

それでも自分が吸うタバコだけは買うお金を持っていた。

本当に家にお金が無くタバコを買うお金もない時は、どこからか吸い捨てられたタバコを拾ってくる。

そんな事までして吸いたいのか?

4畳半一間の狭い部屋でタバコを吸うと部屋中煙と臭いが充満して気が狂いそうになった。

この経験をしたからなのかもしれないが、私はタバコを吸わない。

吸いたいなら自分で仕事してお金を稼げば?と言った事もあったが、その様な言葉を投げ掛けると必ず喧嘩になる。

そして母は「いつも私だけ攻めるな!こうなっているのもお前の父親のせいだ!!」と物凄い形相で私に反論する。

この世の中に未婚で子供を育てている家庭は沢山あると反論するも、自分で稼ぎ自分で子供を育てようと思わないらしい。

いつも誰かのせいにして、出来ない理由を言って生きている。


自分の子供が食べるものも無く、電気も止められ耐えているのに、自分から行動に移さない。

いつも誰かに救いを求める・・・物乞いか。

挙句の果てに同級生の御父さんにお金を借り、返さないで男を作り毎夜、毎夜その男のもとへ出掛けて行く。

幼少期、置手紙と多少のお金を置いて、男と一緒に家出をした。

家に戻った後、家出した時に男と行った観光地での楽しい思い出話、その時撮った写真を楽しそうに私に見せてニコニコしながら私に話す。

その時、私は小学3年生で自炊を覚え、誰にも言えずに堪えていたのだ。

そんな事も考えないのか・・・どんな神経をしているのか。

 

子離れできない母 

私が社会人になってからも私から離れようとしない母。

無職でお金も無く全く自立しようとしない母。

いつまでこの生活が続くのだろうかと悲観していた時、神奈川に新たに営業所を建設するという話が出た。

これは母から離れられるチャンスじゃないだろうか?

そして自分のキャリアにもプラスになるだろうし、上司に神奈川営業所の立ち上げの為、転勤する意思を伝えた。

 

母に転勤の話をしたら、絶対に反対するだろう。

なぜなら転勤先の家賃と今住んでいるアパートの家賃を2重で払う事が経済的に出来ないから、自分で働いて家賃や食費を捻出しなければならなくなるからだ。

いままで無職のままでいるのに、仕事を探し働く事をするのだろうか?

不安を抱えながら自宅に戻り母に転勤の話をした。

黙って私の話を聞いている母が「仕方がない」とあっさり承諾してくれた。

正直驚いた。

母が怒りだすと思ったからだ。

そして話を続けていく。

母から「向こうはどんなところなの?スーパーとか近くにあるの?笑いながらパチンコ屋はあるのかな?」などと話が盛り上がっていく。

途中で気付く。

母も一緒に付いてくる気だと。

盛り上がっている母に「俺一人で神奈川にいくんだよ!」と伝えた。

母の顔が見る見るうちに変わっていき、さっきまでの穏やかな顏から鬼の形相に変わった。

物凄い剣幕で怒りをぶちまける。

「どうやって生活していけばいいの?」「ここの家賃は会社が負担してくれるの?」「お金は入れてくれるんでしょうね?」

自分の生活が脅かされるのが嫌みたいでした。

ここでキッパリ決別しないと自分の人生が駄目になっていくと思い「自分でなんとしろ!」と伝えた。

心の中で何度もつぶやいた言葉「もういい加減、私から離れてくれ」

 

つづく