母ちゃんの職場の人から注文頂いたので、夜、食パンを焼いた。
この食パンを母ちゃんが出勤時に持って行き、依頼した職場の人に渡す。
依頼した人は早くても、その日の夜か、翌日の朝に食べるだろう。
24時間も経過してしまうと焼き立ての柔らかさがなくなってしまう。
折角、注文して頂いているのに、最高の状態で食べてもらう事が出来ない事への悩み。
ブログで繋がりペンギン堂の食パンを送り食べてもらった方々に対しても、最高の状態で食べて欲しかった。
どうしても宅急便で送る時間が発生するので、手元に届くまで焼き上がりから24時間ぐらい掛かってしまう。
食パンの製造方法にはいくつかの方法がある。
代表的な製法として、ストレート製法、中種製法、湯種製法、ポーリッシュ製法。
私が作っているのはストレート製法だ。
この製法だと素材の風味が一番出ると言われているが欠点として老化が早い。
焼き立てを食べてもらうにはストレート製法が断然良いと私は思っているが、焼き上がってから食べるまでに時間が掛かる場合では、ストレート製法だとパンが固くなってパサパサした食感になってしまう。
一般的な食パンの加水率は65%前後と言われているので、ペンギン堂の食パンの加水率は83%と多い方だと思う。
それでも時間経過とともに、湯種で作る食パンと比べて硬くなるのが早い。
そこで製法をストレート製法から湯種製法に変える事にした。
私の食パンベスト5のお店も殆ど湯種製法で作られている。
代表的なお店が、セントルザベーカリー。
湯種製法で作ると、モチモチとした食感が長続きして、2~3日経っても柔らかくモチモチが維持される。