自分でシルクスクリーン印刷をする場合、どの方法があるのか調べてみた。
長々と書いても読むのも大変だと思うので、簡単に説明させてもらう。
私調べで大きく分けて3つの方法がある。
まず1番目は、シルクスクリーン印刷をする時に必要な道具類を一式購入するというもの。沢山のデザインを印刷するのであれば、一式買った方が安く済むだろう。
しかし今回、私は3つ程度のデザインを印刷したいだけなので一式の購入となる財政的にも厳しいので却下だ。
2番目の方法は、スクリーン(メッシュ)に感光液が既に塗られている商品がある。これを使えば感光液を買わなくても良いし、塗る時に必要なスクープコーターという道具も買う必要が無くなる。一見良さそうだがデメリットもある。それは5枚で1700円と少し高い値段。
3番目の方法は、版を業者に依頼する方法だ。これだとスクリーンに感光液を塗らなくても良いし、自分でデザインした物を露光しなくても良いのだ。スタンプ作りで経験済みだが、感光時間がとてもシビアで難しいのだ。その難しい工程を省く事が出来るのは嬉しい。デメリットはやはり料金だ。印刷可能範囲:80mm×200mmの大きさで880円する。印刷可能範囲:200mm×450mmぐらいの大きさになると2420円と高くなる。でも失敗が無いので結果的に安くなるのであろうと推察できる。
それで私が選んだ方法は、一番安く出来る方法の・・・2つ目の方法だ!
1番目の方法は数万円必要だろう。2番目は4000円前後、3番目は6000円前後となるので、今回は一番安く作れる2番目の方法で作業する事にしました。
まずはデザインした物をOHPシートに印刷しておきます。
作り方はスタンプの時と同じ方法
次にフレームにスクリーンを張ります。
※このフレームは100均のフォトフレームを使用しています。
どこの部分でも構わないので、スクリーンとフレームをガムテープで貼る。
次に対角にスクリーンをフレームにガムテープで貼る。
※ある程度張った状態でとめる
次も同じ様にスクリーンをフレームに貼っていく。
最後の部分を張りながらガムテープで貼っていく。
※写真は無いが、タッカーやホチキスで貼ったガムテープの上からシートとフレームを本留めていく。この作業をしないと、後々大変になるので必ずタッカーやホチキスで留める事。
露光して行く為、ダンボールに入れて露光していく。
UVライトを照射して露光させる。
5回ぐらいテストした結果、この状態だと35秒がベストだと分かった。
露光が終わったら直ぐに水で洗い流す。水圧で固まっていない部分が自然と落ちるが、落ち切れない部分はキッチンペーパーで濡らしながら落とすとキレイに落とせる。
洗いあがったらドライヤーで乾かす。
拡大してみると微妙な感じだと分かる。まぁ良しとしよう。
今回3つの版を作成。
よし!テストでやってみよー!(笑)
インクを取り出し
版に乗せる
ヘラで色を乗せていく
うまくインクが乗っているかドキドキ(笑)
おっ!いいんじゃね~
Gの部分が微妙な感じになっている。まぁいいか(笑)
印刷が終わったら直ぐに水で洗い流す。
放置していると固まって次から使えなくなるので注意。
インクは水性なので、もし失敗しても直ぐに水洗いすれば落ちるので心配いりません。
ドライヤーで完全に乾かし、その後キッチンペーパーを敷いてアイロンでインクの強度を増す。そうすると洗濯しても落ちない様になる。
今回私が購入した物は、
シャツくんJr スクリーンとインク
シルクスクリーン用の道具は高いので、ダイソーで購入したインクを伸ばすヘラ、インクを版に乗せるヘラ、フォトフレームを購入して作業しました。
今回シルクスクリーン印刷を一番安い方法で作ってみたけど、完璧を求めるなら業者に依頼した方が無難。
自分で作ってみたけど、やはり露光が難しい。作る楽しみはあるものの、細かい微妙な部分がキレイに出来てなかったし、みなさんにお勧めするとしたら版だけでも業者に依頼した方が最終的に安くなるし、キレイな版で作業できるので業者に依頼した方が良いと言いたい。
次に作るとしたら、私も版だけは下記の業者に依頼するつもりだ。
私お薦めの業者さんを紹介しておこう。
ここで販売しているSURIMACCAセットを買い、製版依頼した方が確実にキレイに仕上がると思う。
興味のある方はトライしてみて下さい。