犬2頭と一緒に暮らす

我が家のミニチュアシュナウザーとゴールデンレトリバーの他愛もない雑記ブログ

貧乏生活物語 ~青春の1ページ後編~

1991年といえばフジテレビで放映された「東京ラブストーリー」だ!

最終回の平均視聴率が32.3%!私のバイブルといってもいいドラマだ。

f:id:ysnyn658:20210203181243j:plain

私が今まで見てきたドラマの中でこの東京ラブストーリーがダントツの1位

私の運命を変えたと言っても過言ではないドラマ!

このドラマのオープニング曲は小田和正さんの「ラブストーリーは突然に

今聞いても最高の曲だ。

挿入歌を担当した日向敏文さんの曲も最高にいい。

このドラマを見て鈴木保奈美演じる、天真爛漫な赤名リカに惚れてしまった。

彼女の明るさ、優しさ、思いやり、愛の深さ、もう完璧な女性。

どうでもいい話だが、赤名リカをふって関口の方を選ぶ永尾完治役の織田裕二と関口さとみ役を演じた有森也実が今も大嫌いだ!

ただ演じただけなのは承知しているが、未だに奴らを許す事ができん!くそっ!


話がそれたが、この東京ラブストーリーの中で、赤名リカがセリフで発した言葉に私は多大の影響を受けた。

第3話での話で、永尾完治が関口さとみにふられて赤名リカと電話で話している時に赤名リカが『恋愛はさ~参加する事に意義があるんだから』と言った言葉。

それを聞いた私は、雷で打たれたかのような衝撃が走り、暫く放心状態になった。

この第3話で話題になったセリフ「セックスしよう」という言葉よりも、私には「恋愛は参加する事に意義があるんだから」の方が響いた。

この時より「恋愛は参加する事に意義があるんだから」というセリフが消えない。

心の中で何度も『恋愛は参加する事に意義があるんだから』を唱える。

勝ち負けではなく、告白して成功するとか、関係なく恋愛に参加する事に意義があったのかと心の中で咀嚼する。

今まで告白して失敗したらどうしようとか、フラれたらカッコ悪いとか、そんな醜態みんなに知られたら笑われるとか色々と考えていた。

要は、ただ単にカッコつけていただけなんだ。

全く無駄な事をしていた。

恋愛は参加する事に意義があったんだ。

って事は、私が思っていた事なんて全く関係なかったんだと気付く。

もうドラマなんて見ていられない、この震え立つ感情を抑えられなくなった!

誰かに告白したい!誰でもいい告白させてくれ!と心の中で叫ぶ。

その日から、「恋愛は参加する事に意義がある」という名言を心に刻み生活をした。

もうフラれる事に対しての恐怖心や羞恥心など全く無い。

友達に笑われても気にしない。

参加する事に意義があるのだから。

もう私は無敵になったような感覚になった。

街を歩いている時、向こうから歩いてくる女性が、私に顔を向けただけで「は、はぁ~ん、俺に気があるんだな?」と思い込んでしまう程。

その女性からすれば、たまたま見ただけなのに、気があるなんて事はない。

 

ある日、小学校の時の同級生の夢を見た。

起きた時、夢に出てきた女の子が気になりだし、居ても立っても居られない状態になった。

恋愛は参加する事に意義がある!そうだ!連絡してみよう!

なぜ、そういう思考になったのか分からない。

その夜、夢に出てきた同級生の家に電話をする。

「もしもしペンギン侍と申しますけど、○○さんは御在宅でしょうか?」と電話に出た母親に告げた。

暫くすると夢に出てきた同級生が電話口に出てきた。

「もしもし」

流石に無敵になった私でも、この様な状況を冷静に対応できない。

心臓がドキドキして鼓動が早くなっている。

「ひ、久しぶりだねー!元気にしてた?」とアホな挨拶から始めた。

いやいや私はアホというか愚か者というか、ただの馬鹿である。

そして今日、彼女が夢に出てきた事を伝えた。

小学校の時から好きだったから夢に出てきたのかもしれないと伝え、今度ご飯でも食べに行こうと誘う。

よし!言い切った!と心の中でガッツポーズ。

彼女の返答は・・・想像通り、やんわり断ってきた。

仕方がないと諦める。

本当に好きだったかは微妙だし、勢いで電話した様なものだし、うん仕方がない。

友達に、この事を伝えると大爆笑された。

まぁ笑ってくれたから良しとしよう。

よし!次だ!

 

いつも遊んでいる友達が、中古だが車を買った。

当時流行っていたトヨタのマークⅡだ。

f:id:ysnyn658:20210205155144p:plain

友達はナンパ目的に無理して無理して72回払いでローンを組んで車を買った。

素晴らしい行動力だ。ナイスガイ!

私も見習い所だが、ローンを組み余裕がない。

週末になると友達が迎えに来て、夜な夜な大宮へナンパをしに行くようになった。

この時は既に恋愛目的ではなく、欲望の為に行動していたように思える。

でも、このナンパをする事によってヘタレ精神を変える事が出来た。

初対面の女性と話す事にも慣れ、どんどん言葉が出てくる。

赤面する事もなくなり、次第にナンパに成功するようになっていった。

この時分かったのだ。

男は顔じゃない!

話術だと!

でないと私達の様にイケてない男に女性が付いてくるはずもない。

世の中の男子諸君、よく聞くのだ!

男は顔じゃないぞ!

ハートだ!

話術だ!

勇気を出しドンドン声を掛けて行こう。

今、気になっている女性がいるならば、勇気を出して声を掛けろ。

恋愛は参加する事に意義があるんだからさ。

説得力ね~ぇな俺(笑)

こうして誰にでも初対面の人でも話す事が出来る様になった。

恋愛でも仕事でも大いに生かす事になった。

お終い。

 

近日中に青春の1ページ第二幕を公開したいと思います。

私が真面目にお付き合いした女性のお話です。